こんにちは 先週の定休日がらみで、毎年行っているSBCU研修を受けに2日間、スペシャライズド厚木本社へ行ってきました。今回の講習は、いよいよ今年春より販売がスタートするEバイク「TURBO」について学んできました!今回のブログはかなり長いので時間のある時にじっくり読んで頂けると嬉しいです。みんなが知りたい情報をたくさん載せました!!

まず皆さんへ質問です。Eバイクと言えばどんなイメージをお持ちですか?おそらく皆さん「モーターのパワーで超速い」「モーターのパワーで楽チン」「モーターがあることで重い」それと「値段も高い」と言ったイメージかと思います。こういったイメージの全てが当てはまらないのが、今回発表された「TURBO」シリーズとなります。TURBOとはスペシャライズドのEバイク全てと指す名称で、この中にROADの「CREO SL」、MTBの「LEVO SL」がある形になります。因みにSLは今回の新ユニットを積んだバイクになります。

スペシャライズドのEバイクって実は最近始まった事ではなく2008年より販売されています。日本では公道を走れないモデルなので販売されてませんでしたが、意外に早くから開発は行われていました。当時から最近までのEバイクのコンセプトは「モーターのパワーを使った、パワフルでスピードが出て、何処でもガンガン進む!」物を開発するコンセプトでした。実際まだシマノ、ボッシュのようなユニットメーカーは、この部分に力を入れています。確かにこのコンセプトのバイクは乗ってて楽しいですよね~。でもちょっと待って下さい??。スポーツバイクを楽しんで乗っている方はこれを求めているのでしょうか?どちらかと言うと「全てアシストでは無く、自分の力プラスでスポーツ要素を残すバイク」だったり「軽量で操作性が落ちないバイク」だったりが欲しいですよね。モーターが付くことで今まで楽しんでいた部分まで削られるならいらないですよね。そんなライダーの意見を感じ取ったスペシャライズドが自社で開発したユニットが今回の「SPECIALIZED SL 1.1」ユニットです。

写真は前モデルのモーターユニット。以前のモーターは社外の物を、スペシャライズドバイクに合わせて使用していました。出力は最大で560W、トルクは90NMと超高出力。ただ重量はモーターだけで3kg以上もあり、実際持つとずっしり重い感じ。

変わって今回のSL 1.1モーターは、最大出力240W、トルク35NMと半分以下。だた重量は1,95gとかなり軽量。これだけ見ると物足りな感じにも感じますが、考えてみて下さい!自分の脚力プラスに240W(自分がかなり大変なペダリングをしてる時が約200Wなので、アシストが入ると440Wになると言うことです)ですよ。十分な出力だと思いませんか!しかもこのユニット乗り手の事を本当によく考えていて、しっかりケイデンスを回して上げないとアシストが掛からない仕組みです。ですので他のメーカーのユニットのように「重いギアをかけたらヴューーっと出る」ことが有りません。ペダリングの中に自然にアシストが効く感じです。それとスポーツバイクの最大のメリット「重量」が軽く出来ているので、低い設定のモードだったり、アシストをOFFにしても十分走れます。アシスト無しの時はクランクシャフトもモーターと切り離されるので軽く回ります。モーターの出力が小さいと言うことはバッテリーも小さく済み軽量!今回のユニットに合わせる内蔵バッテリーの重量は2kgと、これも他メーカーに比べかなり軽量です。下記がCREO SL、LEVO SLの車体重量です。

ロードCREO SLの重量もそうですが、MTBのLEVO SLの重量はかなりビックリです!S-WORKSで17.35kgとなっていますが、これをタイヤチューブレス化するだけで16kg台になるそうです!

今回のSL 1.1ユニットよりスペシャライズド自社で開発、設計をおこなっていて「完全オリジナルユニット」です。そもそもこんな自分たちのニーズに合ったユニットなんてなかったので「自分たちで作っちゃおう」となったのでしょうね。しかも幸いなことに、モーターのパワーを下げたことにより、日本を含むアジアへピッタリな仕様ともなりました。(日本の法律でアシストは25kmまでとなっています。)

下記の画像はTURBO開発のイメージロゴ。デザインはカリフォルニア(モーガンヒル)で行われていて、Eバイク自体の開発はスイスで行われているので「チーズ熊」。カリフォルニアの州旗の熊が、スイスのチーズになっているという、これまたオシャレなロゴ。

さて早速、試乗ツーリングに皆さんで出かけます!こんなワクワクは久しぶり~。今回のTURBOは3段階の切り替えが付いていて「エコ・スポーツ・ターボ」になります。今回の試乗ルートは街中から河川敷のダート、10%を超える坂がある峠を登って下り、街中の平地を帰る22kmのルート。Eバイクの性能を試すにはいいルートです。試乗バイクはCREO SL COMPモデル。カーボンモデルの中で一番リーズナブルなモデルです。

まずは街中の平地をスポーツモードで走ります。十分アシストを感じます!ただ気を付けないといけないのは信号待ちでシフトダウン。下げ忘れ重いギアで出発しようとするとアシストが掛かりません。今までのペダルバイク同様、しっかりシフトダウンして止まらないとダメ。モーターに頼りすぎないスポーツを感じる瞬間でした。街中なので25km以上になることはほぼ無かったのですが、25km以上になっても「重い」と感じることは平地に関しては無いですね。よく出来ています!

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今度は河川敷のダート。やはり路面が悪くなるとターボモードが有効です。マウンテンバイク同様、足をクルクル回しながら進むとアシストが効いて滑らかに進みます。重いギアではアシストが効かないので、踏み込んだ瞬間速すぎて操作が遅れ怖いってこともありません。ダート走行の基本をすれば自然にアシストが効き、今まで以上にスムーズに楽しめる感じです。

次はお待ちかねの坂道!このルートは我々販売店の研修等でよく使うルートで、ペダルバイク、マウンテンバイクでは何回か走っています。舗装ですが路面が悪く、斜度がかなりある、場所によっては15%ぐらいあるところもあるかな~?そんな条件の峠です。ここではエコからターボ、更にアシストOFFまで試します。最初はもちろんターボモード!こちらの当店フェイスブックページの動画をご覧ください。みんなと会話しながらGOPRO片手にグイグイ登って行きます!足さえ回していればいくらでも進む感じです。ただ平地同様、かけるような走りをしてもアシストは掛かりません。あくまでもケイデンスで。これはモーターの恩恵を十分受けているのを感じます。登りがこんなに楽しいなんて!!途中モードを切り替えエコモードに。さすがに自分の脚力を感じます。でもアシストも感じます。何時もの感じで頑張って登ると思えばぜんぜんOK!この後OFFにしてみたのですが、これはさすがに無し!自転車の重さも感じます。でも登れないわけでは無いのもわかりました。今回はCOMPモデルなので車重が13kg。他のメーカーの20kgオーバーは絶対に登れません!最後にスポーツモード。斜度の少ない5%以内の坂であればスポーツモードで十分。それでも自分が何時も走っている感覚より十分速いです。スポーツモードがとても優秀!激坂以外はスポーツモードで全て行ける感じで、しかもバッテリー消費も抑えられます。

下り基調の平地から少し追い風気味の平地をライド。ここでは条件が揃えば積極的にエコモードをテスト。25kmでアシストが切れるのは承知でガンガン飛ばします。気づけば35km以上の巡航に。ぜんぜん行けます!!バイクの重さを全くと言っていいほど感じませんでした。これにホイールがもう少しハイトが有り軽い物にすれば無敵ですね。アシストが切れてもしっかり走るのが実感できました。これはすごい!!途中、平地から陸橋のような丘の区間があるのですが、ペダルバイクだとこんな感じのところ辛いですよね~。大体勢いで登る感じになり心拍バクバクになりますが、Eバイクはさすが、モードを切り替え足を回せばスイスイ!このユニットはかけるとアシストが効かないので、ペダルバイクのような走りが出来ないことも有る事を少し頭に入れておく必要があります。

今回ライドして思ったのは、このバイクがあれば「ワンパック」で皆さんとライドが楽しめると言うこと。つまり脚力が無い人も、ある人も、平地だろうが登りだろうが、同じペースで同じ距離をライド出来るというワンパックです。今回も実際12名でライドして、いろいろな脚力の方がいらっしゃったのですが、どの区間も皆さん遅れることなくライド出来ました。これって意外に画期的なことなんですよ。因みにバッテリーは今回いろいろなモードを試しながら距離22km、約16%の消費でした。

マウンテンバイクLEVO SLも試乗しました。マウンテンバイクは自宅から山に行き登る、というアプローチがあるスポーツです。このアプローチが完全に楽になります。しかも25km以上のスピードで走ることがほぼ無いので、ロード以上にアシストのありがたさを体感できるはず!20km自宅からアプローチして、30kmライド楽しみ、また20km帰る、なんて簡単!!さらにLEVO SLのすごいところは「下りの楽しさがペダルバイクと変わらない!」点です。Eマウンテンバイクの欠点は何と言っても今までは重量でした。20kgを切っているEマウンテンバイクってないと思います。それがこのLEVO SLは【17kg前後!】実際乗ると今のペダルバイクと違いが分からないほど軽量です。ホッピング、バニーホップ等のアクションが普通。スラロームしても自分のバイクと変わりません。以前乗った某メーカーのEマウンテンはかなり大変でした。最初に出てきた「今のバイクと変わらな操作性でEバイクを」これです!!やっと欲しいEマウンテンが出てきました!しかも普通にカッコいいデザイン!山で乗ってみたい!モーター、バッテリー等はロードCREO SLと共通です。

今までのバイクと違う作業が出てくるので、この部分も実践で学びます。モーターユニット、バッテリーはボルト等がしっかりトルク管理されているので販売店でしか外すことの出来ないものとなります。ユニットのアップデート等も販売店でPCに繋いで行います。ユーザーが出来る事は「MISSION CONTROL」と言うスマートフォンアプリより、走行データを記録したり、バッテリー残量、バッテリー状態の確認、各モードの出力比率の変更などが出来ます。更に、本日走るルートのデータ(距離や獲得標高)を登録して、残りのバッテリー残量を何%にするかを決めれば、これに合わせて勝手に出力を変えてくれるシステムもあります。さらに距離を乗りたい人には、ボトルゲージにつける後付けバッテリー「レンジエクステンダー」があります。これは内装バッテリーの半分の容量があり重量は約1kg 。S-WORKSにはこのレンジエクステンダーが最初から付いてきますが、他のグレードは追加購入になります。価格は45.000円他にケーブル類が必要です。モーターユニットは販売店も開けることの出来ないブラックボックスですが、2年間の保証が付きます。因みに、モーターユニット、バッテリー等のEバイクに必要な電装品は、どのグレード(マウンテンバイク、ロード)も全て共通です。カーボンフレームに関してもグレード問わず全て共通です。この他、ライトがバッテリーから直接電源が取れたり、ブルートゥースを使って表示できるディスプレイがあったり、マウンテンバイクは手元でモードを切り替え出来るスイッチが有ったりと、拡張パーツも充実です。そうそう、ユーザーの多い「ガーミン」に各状態を表示できる機能もあります。

写真は英語ですが、ミッションコントロールはすでに日本語版になっています。

CREO SL(ROAD)の情報で、ホイール規格は「ブースト」になります。リアはMTBと同じ148/12mm。フロントは110/12mm。ん・・と思ってる方鋭い!フロントが110mm幅で何と「12mm」シャフトなんです!マウンテンと同じ15mmではないのです。なのでアップグレードホイールが今のところ有りません。今後はもちろん出てくる予定ですが、しばらくの間は完成車供給しか無いそうです。なのでいいホイールが欲しい方は最初に付いているバイクをお勧めします。どうも各社Eバイクはこの規格になるようなので、次々出てくるとは思います。

大変長くなってしまいましたね。最後まで読んで頂きありがとうございます。このTURBOシリーズ、日本国内は今年の春にいっせいに販売がスタートします。現在はその準備段階です。ただすでに価格等は発表されていて【予約も可能!】な状態です。価格等はこちらをご覧ください。中には予約段階ですでにいっぱいになり、入手が少し遅れる物もあると思いますので、ご興味のある方は早めの予約をお勧めします。スペシャライズドディレーラーが全て扱うのでありません。当店はもちろん正規販売店です!ぜひご検討いただきご来店頂ければ嬉しいです。ここには書いていない情報もお話できますし、実際の感想もより詳しくお話出来ますよ。因みにルート610は試乗車もしっかり置きます!

さーこの春はスポーツバイクの革命がスタートします!今まで以上に多くの方がスポーツバイクの楽しさを体感できること間違いなしです。皆さん楽しみにしていて下さいね。ご予約お待ちしております!!

 

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