マウンテンバイクの種類はサスペンションの違い

どのマウンテンバイクにも付いているサスペンションはバイクの種類によって動く長さ(ストローク)が違います。昨今ストロークの長さは「100~200mm」です。登り下りが混在するフィールを走るバイクはストロークが短め(100mm)で、登りは登らず下りだけを走るバイクはストロークが長く(200mm)なります。理由は、サスペンションのストロークが延びればそれだけ推進力のロスにもつながり、短くなれば下りなどの早いスピードでのギャップ対応が出来ないからです。100~200mmの間に、いろいろな長さのストロークを装備したバイクが存在し、これが意外にバイクを選ぶ目安にもなります。

クロスカントリー

野山の周回を登ったり下ったりして順位を競う競技。マウンテンバイクで唯一オリンピック種目になっている競技です。使うバイクは主に「29インチ」車輪で「100mmストローク」のクロスカントリーバイク(XCバイク)です。

ダウンヒル

コーナー、ジャンプ、ギャップのある下りだけのルートでタイムを競う競技。主に夏場のスキー場などでおこなわれ、山頂までは、ゴンドラ、リフトなどでバイクを運びます。使うバイクは主に「650B」車輪で「200mmストローク」のダウンヒルバイク(DHバイク)です。

オールマウンテン

自然の野山を競技とは関係なく楽しく走る!マウンテンバイク本来の楽しみ方が出来る一番人気のジャンルです。オールマウンテンは自走が基本でそのようにバイクも設計されています。オールマウンテンはさらに細かくジャンルがわかれています。登り下りが多いルートには「120~130mmストローク」のバイク。登りはそこそこ登れて下りを存分に楽しみたいなら「150~170mmストローク」のバイクと、自分がやりたいジャンルによりバイクを選ぶ感じになります。ホイールサイズも「29インチ」「650B」「650Bプラス」と混在しています。オールマウンテンを選ぶ際は、お店の方と相談して、どのジャンルを主軸にするのか相談して決める事をお勧めします。

ファットバイク

たまに町中でも見るタイヤが極太のマウンテンバイクがファットバイクです。車輪サイズは「26インチ」でタイヤの幅は15cm以上あります。タイヤが太い事で、普通のタイヤでは沈んでしまう 砂地・雪道 などを走る事が可能です。ファットバイクはタイヤがサスペンションの替わりをしてくれる事もありサスペンションが無いモデルが多いです。最近海外では前後にキャリア・バックを付けて、旅バイクとして使用するのが盛んで、新たな境地にはいった感もあります。

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この記事を書いた人

route610 route610 ROUTE 610 代表

ルート610の代表です。自転車歴は35年。自転車技士・自転車安全整備士・BODY GEOMETRY FIT・RETUL FIT 資格を有し、プロの整備士として24年の経験があります。ロードバイク・マウンテンバイク共に、乗ることからバイクのカスタムまで幅広くスポーツバイクを楽しんでいます。スポーツバイクのことでわからない事が有りましたら何でも聞いて下さい。ご来店お待ちしております。